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コラム
2021.07.26
一戸建てを業者に仲介してもらって売却するか、業者に買取をしてもらうかで悩むことはよくあります。その選択で悩んだときに考えてみたいのが買取保証の活用です。買取保証とはどのような保証サービスなのでしょうか。
買取保証とは不動産業者に仲介を依頼したときに、一定基準を満たした場合には業者が買取をするという保証サービスです。典型的には媒介契約を締結して三ヶ月または一度契約を更新して六ヶ月が経過した時点で買い手が見つからなかった場合に業者が買取をしてくれます。買取価格については通常は買取保証を含む契約を業者と結ぶときに提示してもらうことができます。その金額に満足できない場合には交渉することも可能であり、仲介で売れなかったら責任は業者側にあるというスタンスで売却できるのが特徴です。仲介の方が高く売れる可能性が高いのは確かですが、いつまでも売れないのは困るという人に向いています。
不動産業者が買取保証を行っているかどうかは店頭やホームページで確認できるのが一般的です。業者としては買取保証をすることで不動産を売りたいと考えている人をより多く獲得しようと考えています。そのため、わかりやすいようにサービス内容として提示しているのが通例です。ホームページでは仲介時の付帯サービスといった形で一覧に含まれていたり、トップページなどに大々的に宣伝されていたりします。店頭でも買取保証ありといった形のポスターが貼られているなど、目立つ形でサービスがあることを示しているので保証の有無を確認するのは難しくありません。
買取保証について大々的な宣伝が行われていない業者だけれど、信頼できそうだから仲介を依頼したいという場合もあります。あまり目立ったところで表示されていないときには買取保証をしていない可能性もありますが、実際に不動産業者に相談してみると買取保証をしてくれることもあるので直接聞いてみるのが大切です。店頭で話をするとセールスをされるのが心配という場合には電話やメールで問い合わせても問題はありません。買取保証は業者にとっては在庫リスクを抱える問題があるので積極的には実施していない場合がありますが、実際は必要に応じて提供する保証となっているケースもあるのです。
一戸建てを売るときには買い手が見つからずに困るというリスクがあるものの、買取保証があると売れなくても三ヶ月か六ヶ月程度が経過した時点で業者に買取をしてもらえます。目立ったところで宣伝されていることが多いですが、詳細は直接連絡を取って確認するのが大切です。