戸建の不動産買取、マンションと何が違う？

不動産買取をするとき、戸建とマンションでは何が違うのでしょうか。一般的に戸建はマンションと比べて人気が低迷しやすいという点があります。それを念頭に置いてうまく買取ができるようにするにはどうすればいいのか、今回は戸建における不動産買取についてお話ししたいと思います。

不動産買取の一連の流れ

まずは買取業者への査定依頼が必要です。机上の査定では正確な査定価格をだすことができないので、実際に物件を見てもらい査定価格を出しましょう。査定価格に納得したら売買契約を締結し、引渡日と決済日を確定させます。思っていたよりも価格査定が低かった場合など、納得できない場合は買取業者と交渉することもできます。もしくは複数の業者に査定依頼を出し、希望の条件と近い業者と契約することもできます。売買契約の締結が完了したら、引渡し日までにクリーニングが必要な場合はそれらを行い、引渡し日に決済金の授受と鍵渡しをして買取終了となります。

買取における一戸建てとマンションの違いとは？

一般的に、戸建よりもマンションの方が需要が高いため、戸建買取の場合は業者が受け取るマージンが大きくなる傾向にあります。必ずしもそうというわけではありませんが、やはり買取業者もその後売りに出したときに買い手が見つからないと、ただ在庫リスクが増えるだけなので、より売れやすい、より人気の物件を購入しようとします。戸建も需要が全くないわけではないので、もちろん買取を行う業者はあります。複数の買取業者に見積依頼を出して、より高く売れる所を選ぶこともできるので、業者選びは慎重に行うことをおすすめします。高く査定価格をつけてくれたから、という理由だけで決めてしまうのも、あまりよくありません。中には連絡がルーズだったり、対応がずさんな業者もあるので、価格とサービスを天秤にかけて信頼して任せられるところと契約するようにしましょう。

戸建購入のときの注意点とは

買取ありきで一戸建てを購入しようとしている方は、買い叩かれることのないよう、慎重に購入する物件を選ぶ必要があります。築年数によっては、人気が一気に低迷してしまい、買い手が見つからない、見つかっても低い金額でしか売れない、などどいったことにもなりかねないので、できるだけ築年数の新しい戸建を購入して、10年以上経たないうちに買取査定を行うことが一つポイントとなります。需要と供給によって買取価格が左右されるので、築年数があまりにも古い戸建などは避けた方がベターです。一定数築年数の古い戸建を購入したいという人もいますが、利益はそんなに出ないものと思っておく方がよいでしょう。

戸建を買うタイミング、また売りに出すタイミングをよく見計らって、利益が多く出るように動きましょう。といっても、どのタイミングで買うのか、売るのかというのは素人目ではなかなか判断がつきにくいかと思いますので、不動産業者などに相談してみるのもよいでしょう。