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コラム
2021.05.17
実家を相続することになった場合、家の管理はどのように行えばいいのでしょうか。相続された側が実家に住んでいる場合は問題ありませんが、別の場所に住んでいる場合で実家になかなか帰れないといったパターンも多くあるかと思います。そのような場合に管理は誰が行うのか、どのようにすればいいのかといった疑問を持つ方もいらっしゃるかと思いますので、今回は実家を相続するまでの流れと管理に関する内容をお伝えしたいと思います。
実家を相続する場合、まずは亡くなった方の所有している土地建物に関して、相続人間で協議を行います(遺産分割協議)。この協議を相続人全員で行い書面で相違のないように確実に残していきます。この協議書には相続人全員の実印での押印と署名が必要となっています。あとあと相続人間で揉めないように、書面は各自大切に保管しておきましょう。
遺産分割協議が無事に終了したら、協議書内容に従い実家の名義の書き換えを実行します。必要な書類と相続登記申請書と呼ばれる申請に必要な書類を管轄の法務局に提出します。ここまでを完了して、やっと実家の相続に関する手続きは終了となります。協議に入るにあたって相続人のスケジュールなどを調整したうえで行う必要があるため、時間には余裕をもって手続きを行いましょう。
相続人が実家ではなく別の世帯で家を構えている場合は、なかなか実家に足を運ぶことも難しいでしょう。もし管理が定期的に行われなかった場合、建物が老朽化し倒壊の危険性が高くなるだけでなく、害虫の発生、近隣の景観の悪化など、後々トラブルになりかねません。毎週は難しくても、出来るだけ毎月2回程度は実家に足を運び、部屋の掃除や換気などを行いましょう。
ではもし遠方に住んでいて毎月も帰れないという場合はどうでしょうか。その場合は放置しておくのもよくないので、管理業者に委託をして実家の管理を行ってもらうこともできます。費用はかかりますが、自分ではできない管理を定期的に行ってくれるので安心です。年々空き家は増加しており、いまや社会問題にも発展しているため、空き家管理を積極的に行っている業者も増えてきています。費用を少しでも抑えたい場合は基本的な清掃などのみで依頼することもできますし、セキュリティ関連もしっかり管理してもらいたい場合はオプションなどをつけることによって、より細かいところまで管理してもらうこともできます。
どのようなところまで管理してもらうか、お金と相談しながら、外部に管理を委託することも可能だということを知っておくことで、相続する際に慌てる必要もなくなりますね。