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2021.04.26
賃貸に使用しているマンションを相続して、これからも賃貸経営を継続していきたいという場合には管理を行っていかなければなりません。マンションの経営をするときには管理費はどのくらいかかるものなのでしょうか。
マンションの管理費について知るためには管理業務の内容について知ることが必須です。マンションの管理は大きく物件管理と入居者管理の二つに分けられます。物件管理とは共有部分の設備の清掃や維持、点検などであり、マンション全体の修繕や補強なども必要な仕事です。長くマンションを使えるようにしつつ、入居者が快適に住めるようにするのが目的となっています。入居者管理は空室ができたときの入居者の募集、退居する人が出たときの原状回復確認やクリーニングなどに加え、日常的にも家賃の徴収や入居者のトラブル対応などです。賃貸経営をして利益を得る上で欠かせない部分と言えます。
自分でマンションの管理をする場合には管理費は原則としてかかりません。マンションの入居者から管理費や共益費という形で費用を徴収することができるため、それを支払いに使用すれば良いからです。日常的に必要になる電灯などの交換費用や消防設備などの点検費用など一通りのものはここから工面して問題ありません。また、大規模修繕に必要な費用についても入居者から適宜徴収して積み立てていくことができます。修繕費積立金という形で徴収するのが基本です。自分で管理すると人件費がかからないので実質的に現金が出ていくことはありません。
管理会社に委託してマンションの管理をする場合には通常は家賃収入に比例する費用を請求されます。管理会社に委託する管理内容は自分で指定できるため、全面的に管理を依頼するか一部だけを依頼するかによってかかる費用にも違いがあるので注意が必要です。平均的には家賃収入の5%前後を管理費として負担しているオーナーが多いですが、実際には3%程度から20%程度まで多様になっています。また、管理会社に毎月支払う費用の中にはしばしば大きな修繕が必要になったときの実費は別料金としているものもあるので気をつけなければなりません。
賃貸に用いているマンションを相続するときにはこれから管理費がどれだけかかるかが悩みになりがちですが、基本的には管理費を入居者から徴収できます。自分で行うと手間はかかりますが、業者に委託すると経営負担を軽減できる分、管理費がかさむのでよく考えて管理方法を選ぶのが大切です。