【不動産売却の流れ・手順】

これから不動産の売却をしようとお考えの方に向けて、今回は不動産売却の手順について順に解説していこうと思います。不動産売却は長期戦になる可能性も十分にあります。前もって知識と時間に余裕をもって臨むことで、些細なトラブルを未然に防ぐことができますので、是非参考にしてみてください！！

ステップ１：売却の相談

まずは自己所有の不動産を売却する場合、一体いくらが相場なのか、ローンが残っている場合はどうしたらいいのか、などお客様によって現状が異なります。売主一人一人に合った売却方法をとるために、まずは専門の不動産業者に相談をしましょう。不動産売却は煩雑な事柄が多く、一人で全てを行うのは無理があります。安心して任せられる売買専門の業者に頼むことで、的確なアドバイスももらえます。

ステップ２：物件の査定、調査

不動産売却において、まず最初にしておくべきことは、自己所有の不動産がいくらで売れるかを査定してもらうことです。適正な価格を設定して売りにださないと、大きく損をしたり、また買い手が全然見つからなかったりしてしまいます。現在、インターネット上にて、複数の業者に一括して査定をしてもらえるサイトもあるので、まずはそこで査定依頼をしてみましょう。査定してもらう際には、所有物件の状態や権利関係、面積など、さまざまな情報をもとに、近隣の成約事例や売却価格、市場の動向などを加味して査定価格を決定します。ネットではあくまでも机上の査定となるため、より詳しく価格を算出してもらいたい場合は、実際に現地に来てもらい、状態を確認してもらったうえで、査定をしてもらうといいでしょう。

ステップ３：不動産会社との媒介契約締結

査定価格の提示をもらい、実際にいくらで売りに出すかを決め、納得したうえで不動産業者と媒介契約を結びましょう。媒介契約を結ぶことによって、不動産業者がポータルサイトなどで募集を行ってくれ、また買い手が決まってからの契約の手続きまで行ってくれます。

ステップ４：売却活動スタート

実際に売却がスタートしたら、買取希望者がいつ内覧にきてもいいように、物件内部の清掃を行いましょう。内覧は買取希望者にとって最も大切なプロセスであり、いくら条件がよくても、部屋の中がごったがえしていたり、汚かったら購買意欲が失われます。できるだけ綺麗に、清潔にしておくことで、ぐっと物件のイメージもよくなりますので、無理のない範囲で掃除をしておきましょう。

ステップ５：購入申込み→売買契約

めでたく買取希望者が決まったら、購入申込書を記入してもらい、売買価格や引き渡し日などを詳しく決めていきます。双方同意したら、売買契約を結びます。それぞれに必要書類があるので、時間に余裕をもって準備しておきましょう。

ステップ６：契約後に必要な手続きをふむ

ローンがまだ残っている場合は完済の手続きを、また抵当権がついている場合は、抹消の手続きを行います。引き渡し当日までに必要なことをすべて済ませておきましょう。

ステップ７：残代金決済と物件の引き渡し

契約書に記載通りの内容で物件の引き渡しと決済の残代金の受領を行います。これらが完了してやっと売却手続きのすべてが完了となります。