相続したマンションの相場を知りたい！どうやって調べれば良い？

相続したマンションの売却を検討する場合には相場価格を知ることが重要です。相場は刻々と変化しているので今いくらかを調べる必要がありますが、どのような調べ方があるのでしょうか。主な方法とその違いについて把握しておきましょう。

マンションの相場は何が基準になる？

マンションの売買における相場は市場価値の高さによって定まります。市場で需要が高いマンションであれば高額になり、買い手が見つかりにくいものは価格が下がるのが基本です。その判断基準としてマンションの床面積や間取り、築年数、住宅設備といった基本仕様がまず考慮されます。そして、その劣化の程度によって減額を行うことにより査定されるのが基本です。この他にも風通しや日当たりの影響、周辺環境から考えた住みやすさなども考慮されて評価が上下します。また、周辺でのマンションの売買履歴を参照しておよその取引価格を想定するのもよく行われる手法です。

マンションの相場を自分で調べるにはどうすれば良い？

マンションの相場を自分で調べたいときに比較的簡単なのが周辺での売買履歴を調べる方法です。不動産情報のデータベースでは各物件の取引価格について履歴を公開しているので、実勢価格を正しく調べることができます。自分が相続したマンションと同じような立地で間取りなども同等なものが見つかれば、ほぼその取引価格と同じ価格で売れると期待できるのです。また、やや複雑な方法にはなりますが、マンションの原価と減価償却を考えて求めることもできます。新築マンションを建てるのにかかる費用を算定し、延床面積に基づいて自分の部屋が占める割合を計算し、さらに経年劣化による価値の低下を考慮することで価値の算出が可能です。

業者に査定を依頼したらお金はどれくらいかかる？

マンションの相場を知るには業者に依頼するのが簡便な方法です。市場価格をよく理解していて建物の価値についても詳しいプロに査定してもらうと、売却の際に提示するのに合理的な価格を算定してもらえます。その際にかかる費用については通常は無料です。その査定を経て媒介契約を結んだり、買取をしたりすることが想定されているからです。仲介や買取を行っていない業者に査定を依頼すると三万円から五万円程度の費用がかかります。このような業者に依頼すると第三者の視点から評価してもらえるので客観性が高い査定価格を出してもらいやすいのがメリットです。

マンションの相場まとめ

マンションの相場は建物の基本的な仕様と周辺環境、市場での需要によって変化します。自分で算出することも可能ですが、販売するときの価格として適切な価格を知るには業者に依頼して査定してもらうのが確実な方法です。