相続したマンションの査定… どうやって行う？

マンションを相続したけれどどの程度の価値があるのかわからないというときには査定をする必要があります。売却するときには価格を決める上で重要な情報になるのでどのようにして査定するのかを知っておくと便利です。

マンションの査定では何が調べられる？

マンションの査定を行うときには書面上の情報と実際の物件の状態を調べられます。接道状況や周辺環境などを含めた立地、床面積や間取り、築年数などの基本的な書面情報からマンションとしての大まかな価値を判断するのが机上査定です。これに加えてマンションを現地で調査することによって各所の劣化の進み具合や修復が困難な傷や汚れの有無、住宅設備の状態、日当たりや風通しの良さといった点が確認されます。これが一般的に訪問査定と呼ばれている査定方法です。このような個々のマンションの現況を加味して査定価格を算出しています。

マンションの査定は自分でできる？

マンションの査定は正確に行うためには建築にも不動産事情についても詳しいプロでなければ難しいのは確かです。しかし、やろうと思えば自分でも全くできないわけではありません。査定価格の算出に用いられている取引事例比較法や原価法は計算方法がある程度は定式化されているので少し勉強すれば自分でも使えるでしょう。特に取引事例比較法は周辺の類似物件の取引事例から価格を推定するものであり、机上査定でよく用いられる方法です。ここからの細かな査定価格の修正を行うのは素人では簡単ではありませんが、大まかな見積もりをすることは不可能ではありません。

マンションの査定を業者に依頼する場合相場はどれくらい？

マンションの査定を専門の業者に依頼すると費用が発生すると考えられてしまいがちですが、マンションの売却や買取を行っている不動産業者に依頼すれば査定費用は無料なのが一般的です。人件費もかかっているはずなのに無料で対応してくれるのは、その査定結果に基づいて仲介や買取を依頼してくれるのを期待しているからに他なりません。相続したマンションを売る予定の場合には最も良い方法です。第三者の目から査定をして欲しいときには住宅診断を申し込むと同等の結果を手に入れられます。この場合には依頼内容によって費用が少しことなりますが、大まかな費用相場は三万円から十万円程度です。

マンションの査定まとめ

マンションの価値を知るための査定を実施するにはプロの知識が必要になります。住宅診断を依頼すると費用がかかりますが、もともと売る予定のマンションなら不動産業者に依頼すると無料で査定をしてもらえるので積極的に活用するのが大切です。