空き家の管理はどうすれば良い？業者に委託はできるの？

普段使っていなくても、周辺の住民に迷惑をかけないために、空き家はしっかりと管理しなければなりません。

空き家が遠方にあるなどの理由でこまめな管理が難しいときは、業者に委託するのがおすすめです。また、管理が難しいときは手放すことも検討しましょう。

空き家管理とは主にどんなことをするの？

空き家管理と言っても、具体的に何をすればいいのでしょうか。

一番重要なのは換気です。日本の住宅が傷む一番の原因は湿気です。人が住んでいないと窓や戸を開けることがないため、空気が通らず湿気が溜まり続け、カビの原因になったり家そのものを腐らせる原因になります。定期的に換気をして、湿気を逃がすことが大切です。

水道を定期的に使うことも、空き家管理では欠かせません。水道は使わず放置していると、水道管が錆びて破裂してしまうことがあります。また、排水トラップの水が全て蒸発してしまい、下水の匂いが上って来たり、害獣が侵入してくることもあります。

見た目を維持するために大切なのが除草です。空き家とすぐ分かってしまう上に、伸びた草は害虫の住処になり、周辺の家にも被害を及ぼす可能性があるのです。

空き家を不動産会社に任せることってできる？

空き家が遠方にあったり、日々の仕事や家事でとても手が回らないというときは、管理を業者に任せることも可能です。業者によって料金体系が異なるため、全て任せることも可能ですし、できるところは自分でやって、足りない部分を補ってもらうこともできます。中にはホームセキュリティが付けられるというものもあるので、防犯に力を入れたいという人にもおすすめです。

空き家管理サービスは非常に便利ですが、費用がかかるという点は注意が必要です。サービス内容もいろいろなので、自分が欲しいサービスがしっかり含まれているかどうか確認することも重要でしょう。

手放したい時の手続き方法と手順は？

自分で行うにしろ業者に頼むにしろ、空き家をずっと管理していくのは大変です。将来的に活用する予定がないのであれば、思い切って手放すことも視野に入れておきましょう。

空き家を売却するときは不動産会社に依頼するのが一般的ですが、その前段階として所有者が誰になっているのか確認しておきましょう。名義が自分のものになっていないと、売却することができないからです。また、空き家売却の実績や知識が豊富な会社を選ぶことも大切です。

空き家の状態によっては、取り壊して更地として売却するという方法もあります。どのような販売を行うのか、担当者としっかり相談してすすめていきましょう。

空き家の管理まとめ

自分で管理をするのが難しい場合は業者に依頼することもできますが、しっかり管理していてもやはり人の住んでいない家は傷みが早いものです。将来的に使う予定がないのであれば、売却することも視野に入れましょう。その際は信頼できる不動産会社を探すことが重要なポイントになります。