一戸建てを売却したい！何かコツはある？

一戸建ての売却は、ほとんどの人にとって一生に一度の出来事です。何から手を付ければいいか、右も左もわからないのが普通です。より高くスムーズに一戸建てを売るには、どんな手順があってどんなコツがあるのか、見ていきましょう。

一戸建て売却はどのような手順で行われる？

一戸建ての売却は、まず不動産業者の見積もり（査定）を取る事から始めます。一般的には複数の不動産業者に見積もりを依頼して査定額を比較したうえで、売却の手続きを依頼する業者を決めていく事になります。実際には、書類上の「机上査定」と業者が家を訪れる「訪問査定」の二つの査定が行われ、机上査定よりも訪問査定で業者ごとの金額の差が出ることが多いです。

売却を依頼する業者が決まったら、売却時期の目安や手続きにかかる諸経費等について、担当者と話し合っていきます。最初に定めた販売価格で家が売れなければ金額を下げていきますが、そうした変更事項や宣伝などの販売手法についても話し合いながら、売却を進めていく事になります。

コツが要るのはここ！業者選びと内覧

一戸建てに限らず、不動産物件の売却は業者選びと内覧にコツがあります。

業者を決める時は査定額が高い所を選びがちです。しかし、一戸建ての売却は長期間に渡る事が珍しくありません。期間が長引くほど売却予定額は下がっていき、結局最初の査定額より下がってしまう場合もあり得ます。業者選びは金額だけに頼らず、その会社の販売力や担当者の人柄などを考慮して決めた方がいいでしょう。

また、内覧では購入希望者を自宅に招き入れる事になるので、室内を綺麗に整えておく必要があります。特に希望者がチェックしたがるのが水回りで、ある程度の経年劣化はともかく、普段の使用感がそのまま出ている状態ではマイナスアピールになりかねません。専門業者を依頼してクリーニングしておく位の気持ちで、家の掃除にしっかり取り組んでおきましょう。

困ったら相談できるところはあるか

一戸建ての売却は、ほとんどの人にとって一生に一度の出来事です。何かしら困り事や不安点は出てくるものなので、まず最初に不動産業者選びを時間をかけて慎重に行いましょう。不動産売買は成立してはじめて費用が発生するので、見積もり依頼の時点では手数料等はかかりません。この時点で分からない事、困った事があったら、迷わず相談しておくべきです。

業者を決めた後は、税理士や税務署に相談することが出来ます。不動産売却は必ず確定申告が必要で、税金の問題はいずれ発生します。早めに相談し、必要な書類や手続きについて知っておくと便利でしょう。

また、なかなか家が売れない場合は、別の不動産業者に改めて依頼するケースもあります。特に売却時期がいつまでと決まっている場合、不動産業者に家を買い取ってもらう「買取」に移行する依頼者は多くいます。この時、それまで依頼していた業者以外にも見積もりを依頼して査定額を比較出来るので、もう一度業者選びをしっかり行ないましょう。

一戸建て売却のコツまとめ

一戸建ての売却は、不動産業者選びから始まります。見積もりを依頼して査定額や担当者の人柄等から業者を決めたら、内覧に備えて家を綺麗にしておきます。業者選びは慎重に行い、困った時は税理士等への相談も検討しつつ、買取になった際は改めて査定を比較して業者を選びましょう。