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2019.08.01
家を売るという経験は人生でそう何度もやって来るものではありません。よく分からないまま不動産会社の言う通りにしているだけでは、あとで大きな後悔をするかもしれません。納得のいく売却を行うためにも、まずは一戸建て売却の流れを確認してみましょう。
一戸建て売却では、まず物件価格の査定を依頼するところからスタートします。この査定額をもとに依頼する不動産会社を選ぶことになるので、慎重に検討することが大切です。
不動産会社を選んだら、実際に契約を結ぶことになります。不動産会社に仲介を依頼する契約のことを媒介契約と言い、これには3つの種類があります。自分の希望する売却の形を考え、どの契約を結ぶか決めましょう。
不動産を売りに出して購入者が見つかれば、価格や条件に関する交渉を行います。合意できれば売買契約を結びます。このとき手付金を受け取ることが多いです。残りの代金は引き渡しのときに受け取り、それと同時に登記申請も行う流れとなります。
査定を受け見積もりを出してもらう段階から、売却は始まっていると言っても過言ではありません。まず査定額は不動産会社が「このくらいで売れる」という目安で付けている金額であることを押さえておきましょう。査定額そのままで売れる訳ではないのです。また、買手に有利になるよう安い査定額を付けたり、契約欲しさに査定額を釣り上げる不動産会社も存在します。惑わされないためにも査定は複数の会社に依頼し、自分でも相場をチェックしておくといいでしょう。
不動産会社の扱う業務は多岐にわたり、中には戸建て売却を専門にしていない会社も存在します。やはりノウハウが蓄積されている会社に任せたいもの。店頭チラシやホームページを確認し、その会社の得意分野をチェックすることも大切です。
依頼した後も気を抜いてはいけません。
まず不動産を売りに出す際は、売り出し価格に気を配ることが大切です。あまりに高い値段を付けてしまっては買手が見つかりませんし、安すぎても「何かあるのでは」と身構えられてしまうものです。自分の希望だけではなく、査定額や周辺の売却事例なども検討材料にするようにしましょう。
結んだ媒介契約の種類によっては、営業の状況を定期的に教えてもらうことができます。あまり熱心に売り込んでもらえていないと感じたら、思い切って担当の変更をお願いするのもいいかもしれません。信頼できる担当者は、納得いく売却の必須条件なのです。
大きなお金が動くだけに、家の売却は不安が付きまといます。今住んでいる家を売却するのであれば、新生活の準備も同時に進めなければなりません。
流れをある程度知っておくことで、スケジュールが立てやすくなり、精神的にも楽になることができます。