マンション売却にかかる平均期間はどれくらい？

計画的にマンションを売却したいときや急ぎの場面では、売却を思い立ってから引渡しを終えるまでにどのくらいの期間がかかるのかが気にかかるでしょう。平均的な期間とできるだけ早く売れるようにする時期の選び方を知っておくと役に立ちます。

マンション売却の主な流れ

マンション売却にかかる期間を知る上では手続きの流れからどこに時間がかかるのかを理解するのが重要です。マンションを売却するときには仲介してもらいたい不動産業者を選定して査定を申し込むことから始めます。マンションを実際に見て実施してもらった査定結果を受けて販売価格を決め、その価格で売るという合意の下で媒介契約をするのが通常の流れです。ここまではあまり時間がかかりませんが、この後に不動産業者に行ってもらう営業活動には時間がかかることがよくあります。営業活動の末、買い手が見つかったら売買契約を結んで引渡しをするというのがその後の流れとして基本的なものです。

マンション売却にかかる平均的な時間

このような流れで行われるマンション売却にかかる期間は買い手が見つかるかどうかに大きく左右されます。人気があるなら売りに出したらすぐに買い手が見つかり、人気がないか高すぎたらいつまでも買い手は見つかりません。その他の手続きも加味してマンション売却が完了するまでにかかる平均的な期間は六ヶ月程度です。比較的順調なら三ヶ月、やや売れなくて困ったときで一年前後というのが典型的で、それでも売れなかったときには何年も販売し続けることになりやすい傾向があります。また、引渡しを先延ばししたいという交渉があるとやや期間が長くなるので注意が必要です。

マンション売却がスムーズにいく時期ってある？

マンション売却をする上で時期的に売れやすさが異なるのかについて知っておくのは役に立ちます。比較的スムーズに売却を終えられる場合が多いのが年度末が近づいてきた２月と３月です。この時期は就職や転勤、異動などの影響で引っ越しを検討する人が多く、不動産取引の件数も年間を通して比較すると最も多くなっています。繁忙期には不動産業者も手一杯になることはよくありますが、売れる時期なので人材も増やして活動している場合も少なくありません。業者としても契約を急いで次の顧客を獲得したい時期なので手続きもスムーズに進みやすくなっています。

マンション売却は気を長く持って取り組もう

マンション売却の流れの中で最も時間がかかりやすいのが買い手を見つけるときです。物件を探している人が多い繁忙期にはスムーズに売れる可能性もありますが、平均的には八ヶ月程度がかかるので長い目で見て売るという覚悟が大切になります。