戸建を売却したい！その相場を見てみよう

戸建は、居住者がいない場合でも固定資産税を始めとする諸経費がかかります。さらに、年月の経過に伴って資産価値が下がる可能性が高いです。そのため、活用方法を見出せない時点で売却を検討することが望ましいです。そこで今回は、戸建売却の流れ、売却益の相場について解説します。

戸建売却の主な手順

戸建を売却する折には、まず周辺地域の相場や不動産取引の動向をチェックし、売却額の目安を立てておきましょう。次に、価格の査定を依頼する不動産会社を探します。インターネットなどを活用して不動産会社の情報を収集し、信頼できる会社を探し出すことが大切です。因みに、複数の会社に査定を依頼すると、プロの意見が多数得られ、戸建の相場を把握しやすいです。査定の後、売買の仲介役を不動産会社へ依頼し、媒介契約を締結します。契約が成立し次第、売却活動を開始し、購入者を探します。購入希望者には物件情報を正確に伝え、売却・購入者の双方が十分に納得してから売買契約を結びましょう。また、戸建てを購入者に引き渡した後、税務申告を始めとする各種手続きを忘れずに行う必要があります。

戸建売却の相場は何によって決まる？

戸建を購入する際に耐震強度を把握したいと考える方が増えてきています。そのため、耐震診断の結果によって売却額が変動する可能性が高いです。また、清掃が行き届いているか否かが売却の相場に大きな影響を与えます。モデルルームのような内観の戸建は購入者へ好印象を与えやすいです。水回りや床が汚れ、生活用品が散乱している物件は値引き交渉されやすいです。さらに、周辺の環境も売却額を決めるポイントとなっています。治安の良さ、生活施設や公共交通機関にアクセスしやすい立地条件が売却額アップへと繋がっているケースは少なくありません。

戸建売却にかかる費用は？

売却契約が成立した際、戸建売却の仲介役を担った不動産会社へ仲介手数料を支払う必要があります。仲介手数料は上限額が定められ、売買代金に基づいて算出されます。売買代金が400万円を超える場合、代金の3.24パーセントと6万4800円を合算した額が仲介手数料です。その他、契約金額に応じて印紙税を納めなければなりません。また、抵当権抹消など法務局での各種手続きを司法書士へ依頼した際の費用は3万円程度が一般的です。さらに、ハウスクリーニング代が約10万円、廃棄物の処分費用が10万円～50万円程度かかる可能性があることも理解しておきましょう。

戸建売却の相場まとめ

戸建売却の基礎知識として相場や手順を事前に把握しておくと、売却手続きをスムーズに進めやすいです。妥当な売り出し価格を設定して、新たな所有者を難なく探し出せます。また、室内の整理整頓や清掃の徹底、周辺地域の生活環境に関する情報の収集など、売却価格をアップさせるコツも習得できます。