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2019.02.21
住宅ローンの返済が滞っているなら、経済状態が深刻になる前に自宅を任意売却するという方法があります。
具体的に任意売却とはどのような制度なのか、メリットやデメリットはどんなものがあるのか、確認してみましょう。
任意売却とは、ローンを残したまま自宅を売却するという制度です。
本来、住宅ローンが払えなくなると、住宅ローンを貸し出している債権者は、裁判所を通じて強制的に住宅を売却し、その売却代金からローンの残債を回収します。これを競売と言います。しかし競売は市場価格をかなり下回る価格になることが多いため、自宅を失った上に多額のローンが残ってしまうことも少なくありません。
そこで登場するのが任意売却です。専門のコンサルタントに債権者と交渉してもらうことで、ローンが残っていても自宅を市場価格に近い値段で売却することができるようにします。
任意売却の一番のメリットは、市場価格に近い値段で自宅を売却することができるという点です。これにより自宅を売却した後のローンを減らすことが可能になります。また、残債に関しても債権者との話し合いによって、無理のない返済計画を立てることが可能になります。
引越し時期や引き渡しの条件に融通を利かせられるという点もメリットです。競売にかけられてしまうと強制的に手続きが進められてしまうため、持ち主の都合を考慮することなく立ち退きを命ぜられてしまいます。任意売却であれば、債権者との話し合いによって引越し時期や条件にある程度の都合を付けてもらうことができるのです。
メリットばかりが注目される任意売却ですが、当然デメリットも存在します。
任意売却のデメリットは、銀行や保証会社との手続きや交渉を行わなければならないという点です。競売は強制的な手続きであるため、乱暴に言ってしまえば何もしなくても手続きは進行していきます。任意売却は自分で専門業者に連絡を取り、債権者との間に立ってもらわなければなりません。また、競売とは異なり、購入希望者に家を見せる内覧を行わなければならない手間も生じます。
また、任意売却は競売がスタートするまでに成功させなければなりません。どうしようか迷っている間に時間が経ってしまった、ということもあるので、できるだけ早く自発的に動くことが求められます。
任意売却は融通を利かせつつ、売却後のローンの支払いも楽にすることができる手続きですが、メリットとデメリットが両方存在します。自分で検討するのが難しい場合は、専門コンサルタントに相談し、どう行動すべきか考えるようにしましょう。