住宅を売却したい！その相場を調べよう

一部の人を除いて、住宅の売買は一生のうちに、そう何度もないものです。しかし、住み替えや、相続で取得した住宅の売却など、相場を調べなくては先に進めないこともあります。こちらでは、その相場の調べ方について説明いたします。

住宅売却の相場は何によって決まる？

中古住宅の相場は、ズバリ、土地の価格プラス建物の価格、そしてプラスアルファの要因があれば、それらの合算により決まってきます。まず、土地の価格については、路線価、公示地価、基準地価を参考に決められることが多いです。ただし、あくまでも参考価格ということで、実勢価格は需要と供給の関係にリンクしたものになることが多いです。また、都市部と地方部とでは、参考にする値が変わってきます。次に、建物の価格についてです。木造住宅の場合、耐用年数は20年とされていますので、新築価格より毎年20分の1減額となり、20年後にゼロとなるのが一般的な考え方です。

自分の住宅の相場はどうやって調べる？

住宅の相場を調べるには、複数の不動産会社に査定価格を聞いてみるのが確実です。ただし、時間も手間も多くかかりますので、そういった場合は、インターネットでの一括査定サイトが便利です。査定希望の住宅の情報を入力すると、複数社の不動産会社から回答を得られます。サイトによって、まちまちですが、入力する個人情報をなるべく少なくすることも可能です。まずは、こういった査定サイトでいくつかの不動産業者の情報を得て、その後、相性のいい不動産業者から、より詳細な査定価格を出してもらうのはいいでしょう。相続等で取得した土地勘がない物件でも、この方法は有効といえます。

調べるために必要なお金と時間はどれくらい？

上記のような一括査定サイトでは、多くの場合、無料で相場を知ることができます。ただし、あくまでも簡易的な数字になりますので、実際に売却を考えていく場合は、より詳細な査定価格が必要となってきます。一括査定サイトで信頼できそうな不動産業者とコンタクトを取り、現地を見てもらうことで、実際の売買に即した査定価格を得ることができます。立地に関しては、道路の付き方や隣地との関係、また日照や、周辺施設等が関係してきますし、建物についても、プラスアルファの査定となることも考えられます。この場合、数週間ほどの時間がかかるのが一般的で、不動産業者によっては、価格が発生する場合もあります。

住宅売却の相場まとめ

以上のように、住宅の売却に関しては、まずは、インターネットで相場を調べ、その後、不動産業者と連絡を取って、より具体的な相場を知るというのが第一歩となります。不動産業者によって、一定のエリアに力を入れているところもありますので、いくつかの業者にあたってみるのがいいでしょう。