ここにだけは気をつけて！土地売却の注意点とは

不動産売却は人生でそう何度も経験するものではないだけに、失敗が多くなりがちです。現代では買うより売る方が難しくなっており、知らなかったばかりに損をしてしまうことも少なくありません。後になって後悔しないためにも、予め注意点を頭に入れておきましょう。

売却時にかかる税金と費用はどれくらい？

土地を売却する前に、かかる税金と費用について押さえておきましょう。
土地を売却すると必ず支払わなければならないのが印紙税です。売買契約に収入印紙を貼り付けて納付します。税金で高額になる可能性があるのが譲渡所得税です。特に相続した土地で取得費が分からない場合に高額になるケースが多々見られます。土地は建物とは違い、そのまま売れるようなイメージがありますが、測量を行わなければならないケースがあります。隣の土地との境界線が不明なケースや、登記簿上の土地面積が実際の土地面積とは異なっている場合に、後のトラブルを回避するために測量が行われ、これに費用が発生するのです。

売却の際に利用する業者は大丈夫？

土地を売却するなら、不動産会社を通すのが一般的なやり方です。この不動産会社選びが土地売却の非常に重要なポイントになります。
不動産会社はいろいろな業務を持っており、中には土地売却を不得意としている業者も存在します。ホームページや店頭広告などをチェックし、必ず土地売却を専門にしている業者を選ぶようにしましょう。
また、不動産売買では、１つの会社に仲介を任せる専属専任媒介契約と専任媒介契約という契約方法があります。それだけにやる気のない担当者に当たってしまうと、売却が遅れてしまうことがあるのです。契約したらあとは任せてしまうのではなく、必要があれば契約を見直すことも必要になります。

査定価格と売値は同一とは限らない！

土地を売る際は、不動産会社と契約する前に、どれくらいで売れるか査定を受けることになります。この査定がポイントです。査定額は不動産会社が「これくらいで売れるだろう」と考えている価格であって、その価格で売れる訳ではありません。価格交渉の結果値下がりしてしまうことも多いので、あとでがっかりしないためにもその点を頭に入れておく必要があります。
また、契約欲しさに高めの査定額を付ける不動産会社も存在します。相場よりも高い金額ではなかなかスムーズに売却することができません。複数の会社に査定をお願いし、相場を見極めることも大切です。

土地売却の注意点まとめ

土地を売るには費用や税金がかかります。予め頭に入れておかないと、手元にくるお金が減ってしまうことも考えられます。
不動産会社とのやり取りも、知識や注意点が必要になります。すべて任せてしまうのではなく、トラブルを防ぐためにも注意深く行動することが大切です。